総予算について
どれだけの大富豪であっても、住宅を建てる時の費用には限りがあります。そのため、使える総予算がどのくらいになるのかを把握しておかなければいけません。そのときに気をつけたいポイントは、現在の貯金額の確認と、親などからの援助がどの程度あるのかをしっかりと確認しておくことです。手持ちの自己資金があることによって、ローンを組んだ時にどのくらいの返済になるかを把握することができます。
また、その返済額につきましても現実的な額を決定しなければいけません。最初のうちは「頑張ればなんとかなる」と思っていても、それが1年、2年と続いていくうちに精神的な疲れだけでなく、肉体的にも体を蝕んでいきます。また、病気や怪我、事故などのアクシデントが起こる可能性もありますので、しっかりと確認しておくことが重要です。
一番気を付けなければいけないことは、総予算よりも実際の費用がオーバーしがちだということです。総予算ギリギリで家を建ててしまうことによって、そこから思いついた提案に対して追加で費用を支払ってしまうのです。また、住宅に関しては使う金額が大きいので、金銭感覚が麻痺しがちということも挙げられるでしょう。1円の重みを大切にしながら、自分の理想の住宅を目指してください。
